Test Your Knowledge

子宮頸がんとHPVに関するクイズ

用語集

AIS 軽度扁平上皮内病変 (LSIL)
FDA (米国食品医薬品局) 高リスク型HPV (ヒトパピローマウイルス)
HSIL を除外できない異型扁平上皮細胞 (ASC-H) 高度扁平上皮内病変 (HSIL)
LEEP法 細胞診
SCC 子宮頸部
コルポスコピー (コルポ診) 子宮頸部上皮内腫瘍 (CIN)
ヒトパピローマウイルス (HPV) 生検
ベセスダ分類 (ベセスダシステム) 尖圭コンジローマ
意義不明な異型扁平上皮細胞 (ASC-US) 腺がん
異型腺細胞 (AGC) 前がん状態 (前がん病変)
異形成 低リスク型HPV (ヒトパピローマウイルス)
移行帯 (SCジャンクション) 特異度
感度 日母分類
偽陰性 免疫機能
偽陽性


AIS

間質浸潤を欠く内頸部腺がんのことをいいます。

FDA (米国食品医薬品局)

食品医薬品局 (FDA) は、米国の保険社会福祉省にあり、医薬品や機器の検査を規制したり、実証的な安全性と有効性に基づく新発売の医療用品を検査し承認する機関です。

HSIL を除外できない異型扁平上皮細胞 (ASC-H)

異型細胞があり、中等度異形成以上の高度な病変が疑われるが、断定できない場合に使われる用語です。

LEEP法

円錐切除術でループ状の細い電気伝導性ワイヤーを用いて、子宮頸部の前がん変領域を取り去る治療です。子宮頸部の異形成を円錐形に切除します。

SCC

扁平上皮癌 (SCC;squamous cell carcinoma) は上皮性のがん。重層扁平上皮あるいは扁平上皮化生した上皮の基底細胞から発生します。

コルポスコピー (コルポ診)

ライトのついた拡大鏡 (コルポスコープ) で膣や子宮頸部の表面に前がん細胞やがんがないか調べる精密検査のことをいいます。同時に生検を行うこともあります。

ヒトパピローマウイルス (HPV)

子宮頸がんの原因ウイルス。いぼを起こすウイルスで、100種類以上の型があります。うち約30種類の型は性交渉により性器粘膜に感染します。高リスク型HPVと呼ばれるHPVは子宮頸がんを引き起こします。

ベセスダ分類 (ベセスダシステム)

2009年より日本でも導入されている子宮頸部細胞診の報告様式です。

  細胞診結果: 扁平上皮系
 
 (出典: 日本産婦人科医会 資料)

意義不明な異型扁平上皮細胞 (ASC-US)

細胞診ではっきり異常と判定できない場合の用語。細胞診で扁平上皮細胞は完璧に正常には見えないが、異常とも言えないという状態のことをいいます。細胞診の結果 “ASC-US” になる割合は約3~5%です。

異型腺細胞 (AGC)

腺に異型はあるが上皮内腺がん (AIS) とするには異型が弱いもの、あるいは腺がんが疑われるが断定できないもの、の2つの概念を含みます。

異形成

子宮頸部にできる異常な形態の細胞のことで、一部は治療しないとがんに進行する可能性があります。

移行帯 (SCジャンクション)

子宮頸管にある円柱上皮細胞が扁平上皮細胞へと変化している部分をいいます。HPV感染によって前がん病変やがんが発生する箇所です。

感度

がん検診の感度は、病変を持っている人が、検査で陽性となる確率。

偽陰性

実際は陽性 (異常) なのにもかかわらず、検査結果で陰性 (正常) と判定されてしまうことをいいます。

偽陽性

実際は陰性 (正常) なのにもかかわらず、検査結果で陽性 (異常) と判定されてしまうことをいいます。

軽度扁平上皮内病変 (LSIL)

子宮頸部軽度異形成のことです。

高リスク型HPV (ヒトパピローマウイルス)

子宮頸がんを引き起こすタイプのHPVのことをいいます。
高リスク型HPVとして知られるのは、主に16, 18, 31, 33, 35, 39, 45, 51, 52, 56, 58, 59, 68型の13種類です。中でも16型と18型は、子宮頸がんの約60~70% を占める、特にリスクの高い型です。

高度扁平上皮内病変 (HSIL)

子宮頸部中等度~高度の異形成のことです。子宮頸がんの前がん病変になります。

細胞診

婦人科検診の時に子宮頸部の細胞を採取して、細胞に異常がないか顕微鏡で調べる検査です。

子宮頸部

子宮頸部は子宮の入り口にあり、膣へとつながっています。イラストは こちら

子宮頸部上皮内腫瘍 (CIN)

子宮頸部異形成の程度を表す用語です。CIN1は軽度異形成 (mild dysplasia) のことで、治療をしなくても消えることがほとんどです。CIN2 (moderate dysplasia) は中等度異形成、CIN3 (severe dysplasia) は高度異形成を意味します。

生検

がんなどの異常な細胞の有無、治療が必要かどうかを病理学的に調べるために、子宮頸部の組織小片を切り取ることをいいます。

尖圭コンジローマ

低リスク型HPVが原因の性器または肛門の周辺に出現するいぼのことです。

腺がん

子宮頸部の腺組織に発生するがん。腺組織由来の細胞は採取しづらいので細胞診で見逃されやすいと言われています。

前がん状態 (前がん病変)

現在はがんではないが治療せずに放置しておくとがんになる可能性のある病変のことをいいます。

低リスク型HPV (ヒトパピローマウイルス)

子宮頸がんを引き起こさないが、尖圭コンジローマを引き起こすタイプのHPVのことをいいます。
低リスク型HPVとしては、6, 11, 40, 42, 43, 44, 53, 54, 61, 72, 73, 81型が知られています。最も代表的な低リスク型HPVは、尖圭コンジローマの原因の約90%を占める6型と11型です。

特異度

がん検診の特異度は、病変を持っていない人が、検査で陰性になる確率。

日母分類

日母分類とは、最近まで日本国内で使われていた細胞診の判定結果の分類方法。
日母分類はクラス分類とも呼ばれ、細胞診の結果を以下のクラスⅠ~クラスⅤに分けます。
 Ⅰ  : 正常である。
 Ⅱ  : 異常細胞を認めるが良性である。
 Ⅲa : 軽度~中等度異形成を想定する。
 Ⅲb : 高度異形成を想定する。
 Ⅳ  : 上皮内がんを想定する。
 Ⅴ  : 浸潤がん (微小浸潤がん) を想定する。

免疫機能

細菌の進入やがんの発生を防ぐ、体内の防御機能のことをいいます。